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実はキャベツと別物だった芽キャベツ

料理に入っているとちょっと幸せな気分になれる芽キャベツですが、日本へは明治の初期頃に伝わったとされています。
芽キャベツはキャベツが成長する前に収穫した野菜と思われる場合も多いのですが、実は全くの別物で、ブロッコリーやカリフラワーと同様にキャベツの仲間となっています。
通常のキャベツは1株に対して1個だけ結球するところ、芽キャベツは1株に50個から60個程度、まるでブドウのようにビッシリ房状に結球します。
そして、国内で本格的に食用として使われたのは戦後になってからであり、芽を食べることから縁起物とされ、結婚式のメニューで付け合わせの野菜として使われていました。
また、店頭で芽キャベツを買う時はシッカリした巻きで硬い物が良く、丸い形であまり大きくない物を選びましょう。
さらに、古くなると葉が黄色くなるので、ツヤのある緑色の物を選ぶのがベストです。
調理の際は下茹でし過ぎれば色が冴えなくなるため、サッと硬めに茹でるのがコツです。
その際、固形スープの素などを加えますと、味が付いて一層美味しく召し上がれます。

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