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春の七草としても知られるセリの話

春の七草でもあるセリは万葉集でも既に歌われているなど、古くから食されてきた野菜です。
味はもちろん、香りや歯ざわりも良く、寒い季節が特に美味しくなります。
セリは湧き水などの側らで競り合うように生えることから、その名が付けられたとされています。
セリだけを買うことは少ないかもしれませんが、選び方としては、茎も含めて鮮やかな緑色をしており、葉も枯れておらずシッカリした物を選びます。
また、根元が1本ずつキチンと分かれている物を選びましょう。
成長し過ぎると茎は1つにまとまり始め、硬くなっていきます。
そして、買ってきた後は直ぐに根を切り落としておきますと、葉がしなびるのを防げるので覚えておくと良いでしょう。
そのほか、セリに含まれている精油成分には、保湿作用や発汗作用といった薬膳的な効能があります。
そのため、セリを細かく刻んで味噌と混ぜた物をご飯と一緒に食べたり、温かいだし汁に溶かして飲みますと、初期の風邪の撃退に役立てることもできます。

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